米子のホテル | ||
21:30 | ||
米子→鳥取 | ||
23:45 | ||
すなば珈琲 | ||
00:30 | ||
鳥取→餘部 | ||
01:45 | ||
余部鉄橋 | ||
03:45 | ||
餘部→浜坂 | ||
04:00 | ||
浜坂観光 | ||
05:15 | ||
浜坂→姫路 | ||
10:00 | ||
姫路で明石焼き | ||
10:30 | ||
姫路→自宅 | ||
12:00 | ||
自宅 |
今日は早起きして鳥取方面へ向かいます。
鳥取でモーニングを食べるところまでは計画しているのですが、そのあとは山陰本線で豊岡方面に移動すること以外はまだ何も決まっていません。
実はもともと今日は伯備線で岡山方面に下る予定だったのですが、前日に「なんか違うなあ」と感じて急遽予定変更しました。
最終的には自宅に帰らないといけないので、後ろの時間も気にしながらの旅になります。
後ろの予定を考えつつ、今まで来た道を引き返して終点の鳥取まで乗車しました。
鳥取から豊岡方面に向かう列車まで1時間待ち時間があるので、その間に朝食をとりましょう。
スタバが開店したのにしぶとく生き残っている店、すなば珈琲にやってきました。
「鳥取にはスタバはないけど砂場はある」というジョークからできた店ですが、そんな鳥取にもスタバができてしまいました。かなり前の出来事ですが。
食べたのは「朝顔モーニング」です。たぶん一番シンプルなメニュー。
特に感動するような味というわけではありませんが、今までの生き急ぐような旅の中で数少ないゆったりとした時間だったので思い出深いです。
鳥取駅前には梨を栽培しているエリアがありました。
駅前でも梨って育つんですね。
すなば珈琲を満喫して、すぐ駅に戻り、浜坂行きの列車に乗りました。
次の目的地はまだ決まっていませんでした。
列車に乗ってしばらくするまでは、城崎か出石かで迷っていましたが、ふと余部鉄橋という選択肢が登場しました。
存在自体は知っていましたが完全に考慮漏れしていました。これから停車する駅の一覧を見ていると「餘部」という名前が目に飛び込んできて、その瞬間「これだ!!!」とまるで天啓を得たかのような心地になりました。
18きっぷで行くなら特急が停まるような場所より、こんな感じのスポットが最適ですよね。
ということで、浜坂で乗り継ぎしつつ、餘部駅に到着しました。
こちらが余部鉄橋の跡地に作られた、「余部鉄橋空の駅」です。
昔はこの鉄橋が実際に列車が走行していたのですが、強風や騒音、老朽化など様々な問題を抱えていたことから、現在はコンクリート製の橋に置き換えられています。
地上40mから眺める集落と日本海は絶景ですね。
18きっぷ旅してるな〜と感じました。
こちらが肝心の鉄橋です。
空の駅から地上に降りる手段は2つあり、エレベーターと徒歩です。徒歩では斜面沿いの階段を下っていくのであまり使用する人は多くないですが、道中ではこんな景色もあるので時間と体力の両方に余裕がある方はぜひ! 下りは徒歩、上りはエレベーターをおすすめします。
地上には道の駅があったりとか橋の部材が置かれていたりしました。
道の駅に車を停めて、そこから餘部駅に向かう人も多いと思われます。
個人的にはこういった場所に車で行くのは風情がないなあと感じる一方で、ローカル線は本数が少なく非常に利便性は悪いので車で来るのが合理的だとも思います。
橋の下に流れている川(長谷川というらしい)にやってきました。
日本海側の河口なので大陸からのお届け物が充実しておりました。
そんな野生のKALDIを楽しみつつ、涼しげな清流で一休みしました。
道の駅で昼食を食べようとしたとき、事件が発生しました。
なんと食券を渡し忘れてしまったのです。
12:00ぐらいにホットドッグの食券を買ったのですが、渡すシステムだということに気づきませんでした。12:20の豊岡方面の列車に乗る予定だったので、5分10分で提供を受けてさっさと食べれば間に合うだろうという計算だったのです。が、当然いつになっても番号が呼ばれません。
提供が遅いなー列車に間に合うかなーと思いつつ待っていましたが、12:15になってようやく気づいたときにはもうホットドッグか列車かどちらかを諦める必要がありました。
しかし気づいたときはそういった事を考える余裕もなく、急いで食券を渡してしまいました。
これによって12:20の列車を諦めることになりました。
その後冷静になって考えてみると、12:43に鳥取行の列車があることに気づき、それに乗って浜坂に向かうことにしました。
豊岡方面に行くより、浜坂のような(悪い言い方をすると)人生で訪れるかどうか分からないような場所に行ったほうが良いだろうと思い直しました。
食券を渡し忘れるというミスがなければ浜坂に行くことはなかったのだと思うと逆にラッキーな出来事だったと今では思っています。
こちらがホットドッグです。
ケチャップとマスタードはパックに入ったものが添えてあって、自分で好きな量に調節できます。
味はかなり本格的で、個人的にはもうちょっと塩分があるともっと美味しかったなと思いました。
というわけで次に訪れたのは浜坂です。
浜坂には目立った観光地というものはないですが、いい感じの街並みを楽しめる場所や、山陰海岸ジオパークについての博物館があります。
ここはあじわら小径という場所らしいです。
川沿いに石垣の町並みが楽しめるというスポットです。
特に観光地といった感じではなく、あまり人もおらず地元の人とすれ違うぐらいでした。
小径を進んだ先には海岸がありました。
山の中のような雰囲気から突然日本海が現れたのでギャップにびっくりしました。
海岸沿いをしばらく歩いて「山陰海岸ジオパーク館」に入りました。
山陰海岸について地質学的な観点から紹介した展示がありました。
猛暑の中歩いてきたので次の列車に間に合うギリギリまでここで涼むことにしました。
浜坂から姫路までは山陰本線から播但線に乗り換えて移動しました。
以下のように列車を乗り継いでいきました。
豊岡駅では30分ほど待ち時間があったので、駅前をちょっと見回したり、水や行動食を調達したりしました。
姫路まで帰ってきました!!!
姫路で晩ごはんを食べようと地下街に行きました。
最初はサイゼリヤに行こうと思ったのですが、満席でかなり待ちが発生していたので諦めました。
代わりに明石焼きの店を見つけたのでここに決めました。
旅行っぽい食事だし、サイゼリヤより安価だし良いことづくしでラッキーでした。
旅行に行ってもコンビニとかチェーン店でご飯を済ませがちな私ですが、こうしたリーズナブルな名物は大好物です。
明石焼きを食べたら新快速に乗って帰宅しました。
ローカル線のゆったりとした列車に慣れてしまっていたので、速くて駅も飛ばす新快速はジェットコースターのようでした。
今日は偶然に助けられた1日でした。
偶然性を楽しんだり、トラブルの際に臨機応変に対応したりというのもまた旅の醍醐味だなと再確認した一日でした。