こんにちは。はっさくと申します!
突然ですが京都大学ってご存知ですか? 狂徒大学としてよく知られていると思いますが、正式名称は京都大学といいます。この機会に覚えてやってください。
私は現在、京都大学経済学部の3回生として生命活動をさせていただいています。
そんな私が思うこの大学の魅力は、個性的な張り紙にあるといえます!
今回はそんな個性的な張り紙をご紹介したいと思います。
1枚目の張り紙はこちら!
強烈なパンチライン。弊学最強の張り紙です。
この張り紙は経済学部の教室がある建物のトイレに貼ってあります。
なので、経済学部生の中ではもはや知らない者はいないレベルで有名です。
私の知る限り、尿の入ったペットボトルを見たことがある人はいません。もちろんペットボトルを置いた犯人も知りません。
しかし2023年5月現在で1年近く張り紙が残っている(しわしわの紙が貼られている時間の長さを物語っている)ので、常習犯なのかもしれません。
ネタとして面白がっている身で言うべきことではありませんが、「尿の入ったペットボトルを置くことはやめてください。」
こちらは医学部構内の建物のトイレにあった張り紙です。
「春の訪れとともに、」という詩的な書き出しで、一度読者に春の華やかな情景を想起させます。その直後、「不審者目撃の声を聞くようになりました」と情景を破壊してみせるのです。
春の平和な日常が、不審者の侵入によって破壊される。その恐怖を端的に表した名文といえます。
不審者がいなくなって、張り紙の文章が「春の訪れとともに、ウグイスの鳴き声を聞くようになりました」と書き換わることを願っています。
こちらは一見何の変哲もないよくある張り紙に見えるかもしれません。
執筆しているのは2023年5月ですが、現在ロシアによるウクライナ侵攻などの影響でエネルギー価格が高騰しています。一見するとその影響で節電を余儀なくされたのかと読むのが自然ですが、そういうわけではないのです。
最後の行を見てください。
利用停止期間:平成23年7月1日(金)〜平成23年9月30日(金)
そうです。これは12年前の2011年に設置された張り紙なのです。2011年といえば東日本大地震とそれに伴い原発事故が発生し、深刻なエネルギー問題があった年です。
この張り紙は当時のリアルな様子を教えてくれる貴重な資料と言えるでしょう。
それはそうと、夏に暖房便座とか必要な人いるんですかね?
ちなみに2023年4月に私が使用したとき、便座は温かかったです。
続いての張り紙はもはや歴史的資料です。
こちらはカンボジアへの派遣から帰ってきた大学教授の講演会を宣伝するポスターです。
ポスターには「‘82.3月 砲声と機銃音の中 民主カンボジア領内を訪問!」と書かれていますね。
当時のカンボジアは、ポルポトによる虐殺や内戦、ベトナム軍の介入などで非常に混乱した状況でした。
そのような中でカンボジアに訪問された方のお話ですから、とても貴重なものであったことが伺えますね。
それにしてもこの張り紙はもはや壁に同化してしまっていますね。黄ばんだ色もものすごいし。
1982年にはもう学生がポスターを作れるワープロのようなものがすでにあったんだという方が驚きでした。
こちらもトイレの張り紙です。
備品の盗難が多発していることに対して貼られたと見られる張り紙です。
「たった数百円のために、今後の人生を棒に振るようなことをするな」ということをポップなテイストで伝えている作品です。
犯罪がバレるリスクって割と高いですから、みなさんもやらない方がいいですよ。
京都大学は張り紙まで個性豊か。
ほとんどトイレの張り紙ですが、なかには歴史的史料になりうるものもありましたね。
ぜひみなさんも街中の張り紙に意識を向けてはいかがでしょうか? 思わぬ出会いがあるかもしれません。
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お読みいただきありがとうございました!